下校中の児童を乗せたスクールバスが踏切内で停止した事案で、バスの運転手が遮断機の警報音がなっていたにもかかわらず踏切内に進入していたことが分かりました。

富山市教育委員会 中崎健志教育長
「一歩間違えれば、児童の命に関わる重大なインシデントでありました。多大なご不安やご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びしたいと思います」

29日、富山市教育委員会が開かれ、今回の事態を受け教育長が謝罪しました。

これは6月24日午後4時、富山市の水橋学園の児童22人を乗せたスクールバスがあいの風とやま鉄道の伊勢屋踏切に進入した際、遮断機が下りて踏切内に停止したものです。

運転手が非常停止ボタンを押し、同線を走行中だったJR貨物の列車がおよそ400メートル手前で緊急停止。児童らにけがはありませんでした。

スクールバスの運行事業者であるアイカワが、富山市教育委員会に提出した報告書によりますと、ドライブレコーダーの映像などから、当時、警報音が鳴っていたにもかかわらず、踏切に進入していたことが判明しました。

運転していたのは50代男性で、10年前に大型自動車第二種免許を取得していて当日の体調に異常はなかったということです。

運転手は、踏切進入前に左右の確認をしたものの警報機を見ていなかった上、運転席の窓を閉めていて警報音が聞こえなかったと話していて、会社側は運転手の「安全確認の不足」が事故の原因だとしています。

さらに、本来であれば遮断機を押し上げて緊急脱出すべきところを、動揺して踏切内に留まるという誤った判断をしたことも問題点としてあげています。

アイカワは、踏切を通過する際の手順をマニュアルに追加するなどして再発防止に努めるとしています。

また今回の事態を受け、市教委とアイカワはあす(6月30日)午後7時から水橋学園で保護者説明会を開く予定です。