健康や美容に良い「畑の肉」として知られる豆乳。実はいま「第4次豆乳ブーム」とも言われ、市場は拡大しています。かつては独特の風味から苦手意識を持つ人も少なくありませんでしたが、近年は飲みやすさが向上。さらに健康志向や、たんぱく質への関心の高まりを背景に、幅広い世代へと広がっています。なぜ今、再び注目されているのでしょうか。

転倒に並ぶ30種以上の豆乳と消費者の声!

富山市にあるファボーレのスーパーです。

ここ数年で豆乳飲料のラインナップは大幅に増え、今では30種類以上が並びます。家族全員で豆乳が大好きだという男性は、次のように語ります。

男性
「1番最初に飲んだのが紅茶やバナナ。プロテインみたいな感じで飲みやすかった。辛ラーメンに入れてまろやかにしています。使い方はいろいろあります」

こちらの女性は無調整豆乳を好んで飲んでいます。

女性
「だいたい選ぶのは無調整豆乳で紅茶やコーヒーに入れています。きょうはハンバーグを作るから牛乳の代わりに豆乳を入れます。少しずつ飲むなら500ミリリットルが使いやすい」

飲みやすいフレーバー商品の増加に加え、ライフスタイルに合わせたサイズ展開も広がっています。こうした人気を背景に、豆乳の売り上げは伸び続けています。

ファボーレアルプラザ富山食品店長
内角建太さん
「去年と比べて大体1割ぐらい伸びていて、ずっと伸長している。味が非常に飲みやすく、お子様でも飲めるような美味しい味になってきているのが、伸びてる理由の一つかな」

豆乳人気の背景には、これまでのブームの積み重ねがありました。

中国から伝わったとされる豆乳は、1980年代前半、健康志向の高まりを背景に第1次ブームを迎えます。

2000年代には大豆イソフラボンの健康効果が注目され、第2次ブームに。

さらに2010年代後半には、さまざまなフレーバー商品が登場し、第3次ブームへ。

豆乳は「健康のために飲むもの」から、「おいしく楽しむもの」へと進化していったのです。

そして今、第4次ブームを迎えている豆乳。日本豆乳協会によりますと、去年の生産量は統計開始以来、最も大きな伸びを記録。

国内シェアトップのキッコーマンは。

キッコーマンソイフーズ マーケティング推進部 藤川亨祐さん
「主力品というところはいずれも伸びている。中でもおいしい無調整が好調になっているかなと思います」

中でも無調整豆乳は前年比114.5%と、高い成長率を示しています。

健康志向の高まりに加え、近年はたんぱく質への関心も追い風になっています。

キッコーマンソイフーズ マーケティング推進部 藤川亨祐さん
「タンパク質の摂取意向の高まりというところを中心に伸びていると感じています。タンパク質を手軽に摂れる飲み物として、男性女性問わずに広がってきている印象です」