可憐な見た目から、別名「宝石の塔」とも言われている、国内ではとても珍しい花が、県中央植物園で初めて開花し、見頃を迎えています。
県中央植物園・早瀬裕也さん
「こちらの花になりますね。私、170くらいなので、だいたい2メートルいくかいかないかくらいの高さになっています」

多数の小さな赤い花が螺旋状に咲き、ひときわ存在感を放っています。
スペイン領カナリア諸島原産の高山植物、エキウム・ウィルドプレッティです。

その美しいタワーのような見た目から、別名・宝石の塔とも呼ばれています。

高温多湿に極めて弱いことから、日本では栽培が難しく、国内では数か所の植物園でしかみられない珍しい花です。
日本の夏を越すのは難易度が高いとされていますが、県中央植物園では去年2月に種をまいて、ひと夏を越して先月末、北陸の植物園で初めて開花に成功しました。

県中央植物園・早瀬裕也さん
「夏越しが難しくて、30株種から発芽したものを最初に鉢上げしたんですけど、去年の夏を越す間に8株まで減ってしまいまして、生き残ってくれたものが、立派に花を咲かせてくれたことに安心しています」

見頃を迎え、訪れた人の目を楽しませています。
観光客
「小さい花やねほんとにかわいらしい」

小さな花の中を見ると、きらりと輝く蜜がたっぷり。
県中央植物園・早瀬裕也さん
「この花の蜜をつかった養蜂も原産地のほうでは行われているようでして、非常に希少性の高いハチミツとして取引されているらしいです」

エキウム・ウィルドプレッティは、数年に一度だけ花を咲かせ、一度、花を咲かせると株全体が枯れてしまう一回結実性の植物です。
見頃は今週いっぱいで、県中央植物園では、「なかなか見る機会がない植物なのでぜひ実物をじっくり観察してほしい」としています。











