富山市の認定こども園で起きた園児への虐待事件で市の公表が遅れた理由について藤井市長が説明しました。

富山市 藤井裕久市長:
「不適切な保育が行われているといった事案が発生したことについては誠に遺憾であります」

富山市の認定こども園「本郷町保育園」では園児4人に対する虐待事件が明らかになり、12月、20代の女性保育教諭2人が暴行の疑いで書類送検されています。

富山市には去年9月の時点で虐待行為に関する情報提供があったにも関わらず、公表されていませんでした。

このことについて藤井市長は、4日の会見で「警察の捜査に支障が出ないよう公表を控えていた」と説明しました。



富山市 藤井裕久市長:
「虐待は決して許されるものではありません、あってはならないことであります、不適切な保育が疑われる事案を把握した場合には、警察への相談も含めて迅速な対応に努めてまいりたいと思います」

富山市は12月から園に対する特別監査を進めていて、今後の行政指導などの対応を検討するとしていますが、「処分決定のメドはたっていない」としています。