昭和の習い事の定番「そろばん」が、令和の今、再び脚光を浴びています。小学生の習い事ランキングでは、野球などを抑えトップ10入り。デジタル時代に、なぜアナログ学習が支持されるのか。富山県で45年続く指導現場から、その魅力を探りました。

2025年、学研教育総合研究所が行った調査によりますと、小学生の習い事で最も多かったのは「水泳(24.5%)」、次いで「英会話教室(17.5%)」。
そんな中、「そろばん(7.3%)」は野球やバスケットボールなどを抑えて10位にランクインしました。(2024年は6位)
デジタル機器を使えば一瞬で答えが出る時代に、なぜ自分の頭や指を使って導き出すアナログ学習が支持されているのでしょうか。

田子スクール 田子榮子さん「よーい、始め!」
高岡市で45年以上続くそろばん塾「田子スクール」。生徒のみなさんは数々のコンクールで優秀な成績を収めています。

田子スクール 田子榮子さん
「割り算はきちんとやらんだら(やらなければ)、確かめできんやろ?だからそれが大事ながやちゃ」

嶋田万佑子記者「これはどういう結果だった?」
小学5年生・小川千聖さん
「割り算が1題ミスってしまって」
嶋田記者
「満点を目指していて、あと1問だけだった?」
田子スクール 田子榮子さん
「そういうこと。なかなか早くてもだめ」
教室を営むのは、田子榮子さんと、義典さん夫婦。

小学1年生から70代まで幅広い世代が通っていて、それぞれのレベルに合わせた指導を行っています。
田子スクール 田子榮子さん
「5から4引いたら1残ったやろ?じゃあ、2の段で12ちゃなんですか?にごー(2×5)から言ってみて」
小学校1年畑涼琶ちゃん
「にごーじゅう、にろくじゅうに…」

教えるのは計算だけではありません。
時には、厳しい言葉が飛ぶことも。
受講生の男の子
「もうこれやりたくない…」
田子スクール 田子榮子さん
「だめなが。せんなんが。あんた3級受けるが。埋めて!そんながじゃだめ(そんなのだめ)、みんな頑張っとるがよ」

田子スクール 田子榮子さん
「教えることよりも、一人ひとりの個性を見て育てるのが、やはり学校の先生も大変な思いをしているのもよく分かる。それが1番大事やわ」










