富山県南砺市の利賀村で200年以上の歴史を持つ新年の伝統行事が少子化などの困難を乗り越え、ことし6年ぶりに復活しました。
10日、路面も凍りつく南砺市利賀村の上村集落。
行われたのが約240年前に始まったとされる「初午」です。

初午は国の無形民族文化財にも選択されていて、子どもたちが神主や馬などに扮して地域の家々を回り、五穀豊穣や家内安全などを祈願する子どもの神事です。
見に来た人
「子どもたちが健気に歌から所作から本当に素晴らしい。6年ぶりに復活ということで、丙午の年だからなおのこと、ことしはぜひ見たいと思って」
長年地域で大切にされてきた伝統行事ですが、新型コロナの感染拡大や少子化の影響で継承が難しくなり、2020年を最後にその歴史が途絶えていました。
しかし、ことしは伝統を未来へ繋ごうと小学生15人が集まり、ついに6年ぶりに復活しました。
利賀地域づくり協議会 笠原哲夫事務局長
「たくさんの子どもがいる間にまた復活させて、そのあとできる限りやれるときまでやろうかなと」
担い手となったのは、地元の小学生10人と、東京や兵庫から移住してきた山村留学生5人。
かつて初午に参加してきた地元住民の有志らとともに練習を重ね、実現しました。

地元の小学生
「難しいです。歌を覚えるときとか初めてだったので」
山村留学生
「利賀の踊りや伝統は楽しいなって」
「知れてよかったなって思う」
新しい力も加わり、6年ぶりに村に響いた子どもたちの歌声。
来年以降も、地域の人々に見守られながら、受け継がれていくことが期待されます。







