「入金により修復されれば、報酬を上乗せする」

その後もキムから紹介された別アカウントにスクリーンショット画像を送り続けたところ、約1万円が出金できたことから、男性は正規の副業だと信じ込んだということです。

その後、紹介された別アカウントから「報酬を上げるには高額報酬タスクに参加しなければならない。最初に手数料が必要だ」などと説明を受け、男性は9月20日にPayPayで1万円を送金し、翌21日も1万円をPayPayで送ったところ、「あなたの操作ミスでシステムが壊れた。データを修復するタスクを実行しなければならない」「入金により修復されれば、報酬を上乗せする」などと言われました。

男性は同日、PayPayやATMから電子マネー20万円分と現金200万円を指定された口座などに振り込みました。

その後、金融機関から情報提供を受けた警察が男性に確認したことで、詐欺被害が発覚し、被害額は計222万円にのぼるということです。

警察は「短時間」「簡単」といった甘い言葉で副業を勧めるのは詐欺の手口だとして、SNSでお金を請求された場合は安易に振り込まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。