電気代節約の「裏技」

節約のためにまず見直したいのが「風量」の設定です。

ダイキン広報 森重雄己さん
「風量を『弱』に固定すると、効率があまり良くない形で部屋が温まっていくので、自動運転の方が早く温まる可能性があります」

さらに、設定温度を上げる前にやってほしい「裏技」があるといいます。

それが「風向きの調整」です。

暖かい空気は上へ上がる性質があるため、天井付近ばかりが温まり、足元に冷たい空気が溜まる「温度ムラ」が発生します。

ダイキン広報 杉山太郎さん
「設定温度をいじるのではなく、風向きを下向きに設定して気流を下に回してください。対面にサーキュレーターなどを置いて空気を撹拌させると、場所による寒さを感じることなく快適に過ごせます」

また、湿度を上げることでも体感温度が上がるため、加湿器の併用も効果的だといいます。

このほか、30分程度の外出であれば「つけっぱなし」にすることや、2週間に1回のフィルター掃除を行うことも節電に繋がります。

ダイキン広報 森重雄己さん
「雪国の方は室外機の周りにも注意してください。雪が積もって吸込口を塞いでしまうと、機械に負担がかかり余計な電気代がかかってしまいます」

室外機の周りは30センチ以上のスペースを空けるのが理想だということです。

賢い風向き調整とこまめなメンテナンスで、冬の電気代を抑えてみてはいかがでしょうか。