【解説】富山県内の物価高対策

見送りを決めた自治体からは「コメ農家が多い」といった理由のほか、「事務費用が高い」、「ほかの対策へのニーズが高い」といった理由が聞かれました。

おこめ券に代わる対策で目立つのが、プレミアム商品券など幅広い品目を対象とした物価高対策です。

富山市ではスーパーなどが発行するプレミアム商品券(購入分に20%上乗せ)の発行を支援するとしています。

また、立山町は高校生以下に1人1万円の現金、さらに「たてやまポイント」という地域限定の電子マネーを活用し、入学シーズンを控える年長と小学6年生には1万円分、中学3年生には2万円分のポイントを支給する方向だということです。

一方、おこめ券を活用する自治体もあります。

小矢部市では2022年から1枚10キロのコメと交換できる独自のおこめ券を、子育て世帯に年1回配布しています。

市の担当者によりますと、利用率は9割近くに及んでいるということです。