富山県の県立高校再編の要として県が検討を進める大規模校の設置をめぐり、反発の声があがっています。

県立高校の教職員でつくる「県高等学校教職員組合」が11日会見を開き、県立高校再編を巡り検討が進められている1学年480人の大規模校設置について見直しを求めました。

県高校教職員組合 堀内大地書記長
「大きい学校をどかんと作ることによって、全体の(学校)数も小さくなるし、通学の便も厳しくなるしということを考えると、たいへんバランスを欠く」

県高教組の堀内大地書記長によりますと、県議会や知事、教育長に宛てた反対の署名が、高校や小中学校の教職員など3200人以上から集まり、今月8日に県議会に提出したということです。

県は、年明けごろをめどに県立高校再編の実施方針をとりまとめ、2038年度までに34校から20校程度に段階的に再編を進めていく方針です。