■本当に悔しい思いをしたからこそ…
しかし、オリンピックの派遣標準記録、14分55秒06にわずか0.64秒届きませんでした。
橋本アナ:
「1位でゴールして、そのタイムを聞いた瞬間っていうのは覚えてますか?」

竹田渉瑚 選手:
「そうですね覚えてるような覚えてないような。なんだろうな、本当にもう自分の中でももう意識がもうろうとするぐらいかなり追い込んだレースだったので、もう、もう正直な話、1100mぐらいからもう記憶があやふやになるぐらいかなりきつかったんですよ」

竹田渉瑚 選手:
「まぁもうなんだろう、筆舌に尽くしがたいぐらいの本当に悔しい思いをしたんで。もうあれを超える悔しい思いってたぶん今後人生の中でないんだろうなっていう」

ずっと目指してきた大きな夢。およそ15分間のレースでわずか1秒にも満たない差で逃した切符。半年ほどは練習に身も入らず、引退も考えたといいます。でもそんな竹田選手を奮い立たせたのは、「世界で戦いたい」という強い思いでした。

竹田渉瑚 選手:
「やはり一緒に戦って自分も結果を残したい。世界でその自分の立ち位置がどこにあるのかっていうのを知りたいなっていう気持ちがすごく強く思ったので」

いまの目標は、来年福岡県で行われる世界選手権に出場し、結果を残すこと。そしてその先の、パリオリンピックです。
竹田渉瑚 選手:
「日の丸をつけて世界で戦うってことが自分の中で1番大きな目標かなと思ってます」
練習後は、趣味のドライブでリフレッシュ。
「ちょっと遠いカフェに行ったりとか、車の中で考え事をする時間、そういった時間をつくっているっていのも結構自分の中で大事」

大会が近づくと、気分転換のために来店が増えるというお気に入りのカフェ。この日は優雅なティータイムを過ごしました。
