課題は自給率50%…5年後は「100%」へ

県外からの住民ボランティア
「やっぱり世界遺産の茅を守れる活動に携われるなんて、なかなかない経験なので長くこさせてもらってます。ここの屋根を守るために必要な作業なので、いつまでも手伝いにきたいと思ってます」

県外からの住民ボランティア
「これが世界遺産を守っていけるのかなと。ほんの少しでもお役に立てたらうれしいです。早くこの茅が大きくなって、どなたかのお家の屋根を葺けたらうれしい」

保存会によりますと、上平地域の茅葺屋根の葺き替えには、1棟あたり2000束以上の茅が必要で、現在、自給率は50パーセントほど。半分は県外から仕入れているということです。

今回、新たな造成地に植えた株は5年後に収穫することができ、将来的には自給率100パーセントを目指すということです。

越中菅沼集落保存顕彰会 中島慎一さん
「四季を通して年に3回でも4回でも、この素晴らしい景色を素晴らしい合掌造りとのマッチを何回も来られる間、菅沼ファンというものをいっぱいつくっていきたいというのが私の願いです」