全国で相次ぐストーカー被害などに早期に対応するため、富山県警は今月7日付で「司令塔」となる警察幹部1人を配置。12日、行政や児童相談所の担当者に向けの研修会が行われました。

県警人身安全・少年課 藤岡剛課長「人身安全関連事案に関するプロジェクトチームの司令塔を設けまして指揮命令系統をはっきりしたと」

ストーカー事案をめぐっては、ことし4月、神奈川県川崎市で警察に被害を訴えていた女性が殺害された事件を受け、警察庁が全国の警察にストーカーやDV事案の「司令塔」となる幹部を配置するよう通達しました。

これまでは、被害者保護を生活安全部が、事件の捜査は刑事部が担っていましたが、「司令塔」の設置で捜査指揮の権限を一元化し、円滑に対応したい考えです。

県警によりますと、富山県内のストーカー事案の認知件数は、ことし10月末時点で157件と過去最多のペースとなっていて、県警は「司令塔」の設置で「安全確保を最優先とした対処に万全を期する」としています。








