国の重要無形民俗文化財に指定されている射水市の「放生津八幡宮祭の曳山・築山行事」通称「新湊曳山祭」が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりました。

放生津八幡宮曳山 築山保存会 四方正治会長
「ユネスコ登録という非常に、期待といいますか希望しておりましたので夢のような気がしてなりません」

ユネスコの無形文化遺産に登録が勧告されたのは射水市の「放生津八幡宮祭の曳山・築山行事」通称「新湊曳山祭」です。

「新湊曳山祭」は370年以上の歴史があるとされ、「イヤサー、イヤサー」の掛け声とともに、絢爛豪華な13基の曳山が旧新湊市街地を練り歩きます。

富山県内ではこれまで「高岡御車山祭の御車山行事」「魚津タテモン行事」「城端神明宮祭の曳山行事」の3件が、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

県内で4件目となるうれしい知らせに保存会は次のように語りました。

放生津八幡宮曳山 築山保存会 四方正治会長​
「街そのものの底力をひとつまた発揮できるような流れになれば、これを機に県内外あるいは国内外とのコミュニケーションが広がりますのでそういったことを大事にしながら、もっともっと元気な街にしたい」

ユネスコ無形文化遺産への登録は、来月、インドで開かれる政府間委員会で正式に決定する見通しです。