40キロを超えると致死率は約3倍上昇

警察庁と国交省が連携し2021年から導入が始まった「ゾーン30プラス」は前年度末時点で全国186か所に導入されています。
時速40キロの車と自転車がぶつかった実験映像で、ボンネットに強く叩きつけられた人形がバラバラになりました。衝撃の強さが分かります。

警察庁のデータによりますと、交通事故による歩行者の致死率は車の速度が時速30キロを超えると上昇します。
40キロを超えると致死率は3倍近く上昇。50キロを超えるとさらに倍にあがります。

こうした現状から警察庁は来年9月に中央線がなく道幅の狭い生活道路の法定速度を「時速60キロ」から「30キロ」に変更し、全国でゾーン30プラスの整備を進める方針です。
県内では黒部市内でもゾーン30プラスの導入が検討されていて、県警は幅広く周知を進めるとしています

氷見警察署 地域交通課 竹本光司 課長
「市民の安全安心に直結するもので速度の抑制についても必ず下がるものと感じているので、今後も各地元の方の意見などを踏まえたうえで、市などの関係機関とも協力してゾーン30プラスをどんどん広めていければ」