クマから身を守る方法

白石学芸員はクマを目撃した場合、30~50メートル先であればクマを見ながらゆっくりと後ずさりして、建物に入ったり電柱に隠れたりするよう呼びかけています。

そして、万が一クマが、向かってきた場合は――

立山カルデラ砂防博物館 白石俊明学芸員
「万が一襲われてしまったら重傷化を負いやすい顔やお腹を地面にぺたっと伏せて隠し首を手で守る防御姿勢をとっていただきたい。傘何かでしたら開くことで人間の体をより大きく見せたりですね。または人間が傘に隠れて見えなくなることで気が動転しているクマが落ち着きを取り戻してくれる効果がある」

白石学芸員は、今から出来る対策として利用する予定のない柿などの誘因物を取り除くこと集落周辺のやぶや、河川敷の草むらを刈り取りなど、基本的なクマ対策を早めに地域で協力し、他人事ではなく自分事として対策をとることが大切だとしています。