北海道地方の日本海側と太平洋側西部では、引き続き2日明け方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、日本海側と太平洋側西部では、2日明け方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。
気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が、1日夜から2日にかけて北海道付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。
[雨の実況]
1日00時から1日15時30分までの最大1時間降水量(アメダスによる速報値)
函館市戸井泊 56.0ミリ (1日15時05分)
利尻空港 44.0ミリ (1日14時28分)
1日15時現在の24時間降水量(アメダスによる速報値)
利尻空港 134.0ミリ
函館市戸井泊 114.0ミリ
[雨の予想]
1日から2日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
日本海側北部 40ミリ
日本海側南部 40ミリ
太平洋側西部 40ミリ
オホーツク海側北部 30ミリ
1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
日本海側北部 120ミリ
日本海側南部 120ミリ
太平洋側西部 100ミリ
オホーツク海側北部 80ミリ
[防災事項]
日本海側と太平洋側西部、オホーツク海側北部では、引き続き2日明け方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
日本海側と太平洋側西部では、2日明け方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる地域や期間が拡大するおそれがありますので、オホーツク海側北部も含め、2日夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
日本海側と太平洋側西部では、引き続き2日明け方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれがあります。屋外での活動や農作物の管理などに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。