“通報しても消えない”理由は…

しかし、こうしたアカウントはインスタグラムの運営側に通報しても「なりすまし規約に違反していない」とし、削除されず残るケースが多いのが現状です。

ITジャーナリスト 高橋暁子さん
「訴訟まで持ち込んだ場合は比較的早く、著名人のなりすまし投資詐欺広告は割と消えました。ですが、その手前段階は放っておかれがちなのです」

高橋さんは運営会社側の人手不足により、膨大な数の通報を処理できないのではないかとみています。

アナウンサーだけでなく、全国の警察や自治体、企業なども偽アカウントがつくられ詐欺の手口に使われている今。

被害にあわないために、本物かどうかを見極める方法は高橋さんは――

ITジャーナリスト 高橋暁子さん
「フォロワーが信頼できる人なのか、また、投稿内容を確認して、おかしなことを投稿していないか、とくに日本語がおかしいものを投稿していないか、というのが判断する材料となるかと思います」

【偽アカウントの見極め方】
▼フォロワーが信頼できる人か
▼投稿内容がおかしくないか(日本語が変など)
▼公式HPなどでアカウントのリンクを確認
▼アカウントができた時期を確認(古いものほど本物の可能性が高い)