参院選富山選挙区での現職候補が落選するという敗北を喫した自民党富山県連は、総括責任者だった橘慶一郎県連会長の辞任を了承しました。同じく辞任の意向を示していた宮本光明幹事長については、衆院選富山1区の候補者選考などを理由に当面の間、続投することが決まりました。

自民党県連 宮本光明幹事長
「橘会長と私の責任は、選対としては非常に重かったという意味で、辞意の表明をさせていただいた」

自民党県連は23日、所属県議を集めた議員総会と常任総務会を開催しました。

参院選富山選挙区の現職候補落選の責任を取り、辞任の意向を示していた橘慶一郎会長と宮本光明幹事長の対応を協議しました。

富山選挙区では、3期目を目指した現職の堂故茂氏が、国民民主新人の庭田幸恵氏に7967票差で敗れ、18年ぶりに野党系候補に議席を譲りました。

今回の参院選では橘氏が選対本部の総括責任者を、宮本氏が選対本部長を務めていました。

自民党県連 宮本光明幹事長
「選対本部として力不足でありました。心からお詫び申し上げます」