「自由さを失わずに次のステップに」

様々な作品展でその高度な技術が認められるなか、日本の工芸界で権威ある日本伝統工芸展では会長賞や文部科学大臣賞を受賞。富山大学などで学生の指導にあたってきました。

林さんは今後の作品づくりについて「自由さを失わずに次のステップに」と話し、後進の育成や伝統技術の継承についても取り組みたいと話しました。

漆工芸家 林曉さん
「世の中にある技術の本質というのは自分がこうやりたい。これを表現したい。これを可能にしたいと思うことを実現するための工法。その人が持っているやりたいと思っていることを実現させるためにはどうすればいいかということを伝えることが出来ればいいなというふうには思います」

県内の人間国宝の認定は「彫金」で1989年に認定された故・金森榮一さん、「鋳金」で2005年に認定された故・大澤光民さんに続き3人目となります。