妻が不在の隙を狙うなど、あわせて8回…
娘の里帆さんは父親からの性的被害を実名で訴えていて、父親の逮捕後にチューリップテレビの取材に応じた里帆さんは、裁判で大門被告に聞きたいことがあると話していました。
実名で被害を訴えている 福山里帆さん(2024年3月)
「やっぱりなんで私だったのっていうところは聞きたい。自分なりには考えてみた中でどうしても答えが出なかったのが一番そこなので」

17日の被告人質問で大門被告は、里帆さんとの初めての性行為の時期は、里帆さんが中学2年生の時だとしたうえで次のように語りました。
弁護人
「どうして性交しようとした?」
大門被告
「(里帆さんの)体を触っているときに、衝動的にしてしまいました」

その際、里帆さんに嫌がる様子はなかったとしましたが、キスを迫ると顔を背けられたと述べました。
そのうえで大門被告は、里帆さんが中学2年の頃から高校2年のときに児童相談所に保護されるまでの間、妻が不在の隙を狙いあわせて8回ほど、性交したと述べましたが、無視されたり腕を払われたりし、性交を断られたこともあったと主張しました。

大門被告が抵抗できない状態の里帆さんに対し、性的暴行を加えたという検察側の主張を否定した形です。