アパートに放火し、男性を殺害しようとした罪などに問われた高岡市消防本部の元消防士、林陽太(27)被告に富山地裁は11日、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。殺人予備・放火予備については無罪としました。
判決などによりますと、林被告は2022年8月、当時10代の男性の住宅に火をつけたほか、去年5月、立山町のアパートに放火し、当時22歳の男性を殺害しようと郵便受けからガソリンを流し込むなどしたとされています。

11日の判決公判で富山地裁の梅澤利昭裁判長は、現住建造物等放火の罪などについて常軌を逸した行為だとして懲役6年の実刑判決を言い渡しました。一方、放火予備・殺人予備についてはいやがらせ目的にとどまるとして無罪としました。

判決について、富山地検は「内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」としています。
