帯状疱疹のワクチンを接種する際、免疫抑制剤を服用している人には不適当な生ワクチンが60代の女性に誤って接種されていたことがわかりました。10日午後時点で女性に健康被害は確認されていませんがこの医療機関では8月中旬までの毎日、電話で女性の健康状態を確認することにしています。

富山県射水市に住む60代女性は8日、市内の医療機関で帯状疱疹のワクチン接種をしたところ、女性が組み換えワクチンを希望していたにも関わらず誤って生ワクチンを接種されました。

射水市によりますと、この日は女性を含めて2人が予約をしていて1人目だった女性の接種後にミスに気づいたということです。

10日午後の時点で女性に健康被害は確認されていませんが、免疫抑制剤を服用していて水痘の発症リスクが否定できないことから医療機関では8月中旬まで毎日電話で健康確認をするということです。

市はミスのあった医療機関に対して、再発防止対策を行うよう指導し、他の医療機関に対しては接種内容の確認を徹底するよう注意喚起を行うとしています。