Instagramに届いたダイレクトメッセージをきっかけにFX取引に勧誘され、50代の男性が約1,027万円の被害に遭っていたことが7日、わかりました。
富山南警察署によりますと、今年4月21日、富山市に住む50代の男性のInstagramにダイレクトメッセージが届きました。
メッセージのやり取りで趣味が合うと感じた男性は、相手の指示でLINEでの会話に移りました。
その中で「FX投資で月に110万円ほどの利益がある」「叔父から投資のやり方を習っている」などと持ちかけられ、男性が興味を示すと、FX取引の専用アプリをインストールするよう指示されました。
男性は言われるまま暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送金しました。

その後、暗号資産の換金を名目に男性の口座に入金があったため正規の投資だと信じ、5月26日までの間に複数回にわたり、合計1,027万円余りの暗号資産を送金しました。
その後、アプリのカスタマーセンターから新たな投資を持ちかけられ、断ると違約金を要求されたことから不審に思い、家族に相談したところ詐欺被害に気づきました。
警察では「うまい儲け話には乗らない」「一度も会ったことのない人から投資を求められたら詐欺を疑う」などと注意を呼びかけています。
