台風第2号が小笠原近海で発生し、北西に進んでいます。小笠原諸島では今後、暴風や高波に警戒が必要です。

気象庁によりますと、23日午前9時、小笠原近海の北緯24度30分、東経144度40分において、熱帯低気圧が台風第2号になりました。台風は1時間に約15キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の北東側280キロ以内と南西側110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は12時間後の23日午後9時には父島の東南東約80キロの北緯26度50分、東経142度55分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

24時間後の24日午前9時には父島の北北西約260キロの北緯29度10分、東経141度05分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、48時間後の25日午前9時には八丈島の南南西約60キロの北緯32度35分、東経139度30分を中心とする半径155キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は1008ヘクトパスカルが予想されます。

なお、台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。