10月5日投開票の上市町長選挙に会社員の椎名俊明さんが13日、正式に出馬を表明しました。

椎名さんは上市中央小学校、富山大学教育学部附属中学校、富山高校理数科、早稲田大学政治経済学部卒業の59歳。

1989年に北陸電力に入社し、富山支店の総務部長や志賀原子力発電所の所長代理などを務めました。

椎名さんは会見で「上市プライドの醸成」「未来を見据えた次の世代に負担を残さない町づくり」「外部から見た客観的な視点、民間の感覚を活かした町づくり」を基本方針として発表。

椎名俊明さん 「外部からみた客観的な視点、民間の感覚、コスト意識スピード間を生かしたまちづくりということを掲げさせていただきました。これは各施策の必要性を徹底検証して不必要な施策からは勇気を持って撤退するということです」

防災・減災対策の強化や、高齢者が元気に暮らせる町づくりの推進、教育環境の整備、子育て支援環境の整備、稼げる町づくりの推進など8つの施策を公表しました。

また、町が検討を進める義務教育学校の建設については、資材価格の高騰する状況下で、拙速に進めるを踏まえて、一旦立ち止まるべきと訴えました。

椎名俊明さん「町民の皆さまの大切な税金を無駄にしないように、次の世代の負担を少しでも減らすように勇気を持って一旦立ち止まることが必要だと思っています」

上市町長選を巡っては現職の中川行孝町長も3選を目指し立候補を表明していて、2017年以来、8年ぶりの選挙戦となる見込みです。