戦争の悲惨さや愚かさの記憶を書き留めた書籍が出版されました。

富山大空襲の体験者やジャーナリストが執筆した、「敗戦80年富山の記憶」は当時を生きた人々の悲惨な生活や「敗戦の日」の記憶が書かれています。

発表会には、執筆したジャーナリストの向井嘉之さんと母が残した日記から、満州事変の記憶を継承した萩野恭一さんが出席、本のタイトルについて意見を交わしました。

参加者「その時代によって戦後や敗戦などもっと別の言葉がある。これは後世に残すとき考えるべき」

参加者「どうして負けたのか、当時の人はどんな思いだったのかを知ることで初めて戦争の悲惨さや愚かさや矛盾とか色々なものが分かってくる」

一方で、タイトルに込めた思いとは。

向井嘉之さん「戦争というのは勝ち負けというのはないもの。勝っても負けても全部敗北なんです。ですから絶対戦争をしてはいけないという思いをみなさんに持っていただくためにこの敗戦という言葉を大事にしていただきたい」

この本は、全国の書店で購入できます。