電気配線工事を手がける長島電気工事は3月28日までに、富山地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが帝国データバンクの調べで、8日わかりました。負債総額は約8700万円とみられています。
帝国データバンク富山支店によりますと、長島電気工事は1977年(昭和52年)創業、1989年(平成元年)法人改組した富山県入善町にある電気配線工事業者です。
主に富山県東部でビルや工場などの屋内配線工事やケーブルテレビ工事などを手がけ、ピーク時の2007年11月期には売上高約2億8800万円を計上していました。
その後は需要の減少などを背景に受注は減少傾向をたどり、2022年11月期は売上高約4900万円、2023年11月期は1億1200万円にとどまっていました。
赤字決算が続いたことで財務面は債務超過に陥り、資金繰りがひっ迫するなかで従業員の退職や代表の体調不良などが重なり、事業継続の見通しが立たなくなり、今回の措置になったとみられます。
負債総額は2023年11月期末時点で約8700万円とみられます。
