マッチングアプリで「伊藤桜子」を称する人物と知り合い、LINEでやり取りするうちに好意を抱くようになった40代男性が、275万円をだまし取られたことが26日までにわかりました。

高岡警察署によりますと市内に住む40代の男性は、マッチングアプリを利用して「伊藤桜子」という女性を称する人物と知り合い、LINEでやりとりするうちに好意を抱くようになりました。

40代男性は、伊藤から暗号資産取引用のアプリを紹介され「投資すれば最低でも24時間以内で0.8パーセントの利息が得られます。リスクはありません」などと言われ投資を始めました。

まず指定された口座に10万円を振り込んだところ、預金口座に利益分の現金が振り込まれました。

そして40代男性は伊藤の助言を受けながら、複数回にわたり合計265万円を振り込んだところ、アプリ上で1500万円の収益が表示されました。

40代男性が出金しようとした際、300万円の手数料を求められたため不審に思い、家族に相談して詐欺の被害に気付いたということです。

警察は、うまい儲け話には乗らないこと、SNSで投資話を持ちかけるのは詐欺の手口としています。

そのうえで、SNSで金を要求されたら安易に振り込まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。