男女間の暴力、いわゆるドメスティックバイオレンスに関する富山県の調査で、配偶者やパートナーからの被害を受けた経験があると答えた人は25.4パーセントと、4人に1人に上ることがわかりました。
調査は2024年8月2日から23日までの間、富山県内の18歳から69歳までの男女計2000人を対象に聞いたもので、738人から回答(回収率37パーセント)を得ました。
▼4人に1人が暴力被害を受けた経験あり…
このうち、配偶者もしくはパートナーから何らかの暴力被害を受けた経験があると答えたのは、男女で25.4パーセント(男性が19.5パーセント、女性は29.2パーセント)であることがわかり、4人に1人が被害受けたと認識しています。

▼半数近くが「別れるほどの問題ではない」
被害を受けながらも別れなかった理由として最も多いのが「別れるほどの問題ではないと思ったから」48.9パーセント、次いで「子どもがいるから、子どものことを考えたから」が36.6パーセントでした。

▼暴力を加えた経験は20.2パーセント
一方、暴力を加えた経験があると答えた人は男女で20.2パーセントで、男性22.9パーセント、女性は18.6パーセントでした。
▼暴力を受けた際の相談先では「家族や親せきに相談した」が24.3パーセント、「友人・知人に相談した」が23.7パーセントでしたが、最も多いのは「誰にも相談しなかった」の55.9パーセントでした。
