戦時下の食事を再現したメニュー提供も…

去年7月、七虹さんは語り部デビュー。

七虹さん「みんな何歳ですか?」
子どもたち「10歳です」
七虹さん「お、10歳、10歳という声が聞こえましたが、私のおじいちゃんは10歳で戦争を体験しました」
七虹さん「爆撃の一番中心として落とされた場所がすぐそこの城址公園です」

話を聞く小学生が戦争を遠い話だと感じないよう身近な言葉で分かりやすく伝えることを心掛けました。

富山大空襲の語り部 西田七虹さん
「戦争があったことを忘れずに、みなさんが大人になった時に、みなさんと同じくらいの年齢の方たちに戦争があったよということを教えてほしいなって思います」

七虹さんは、高校生が戦争と平和を考えるボランティアグループ「輪音(わおん)」に所属。高校生同士で、若い世代へ富山大空襲の記憶継承、平和について訴えるため、戦時下の食事を再現したメニューを提供するといった平和講座を企画しています。

富山大空襲の語り部 西田七虹さん
「私がいつも思っているのは忘れたくないって気持ちだったり、忘れてほしくないって気持ち」