春は旅立ちと別れの季節です。富山県内各学校の卒業式がピークを迎え、13日は公立中学校などで約8000人が思い出を胸に新たな道を進み始めました。

このうち、富山市の奥田中学校では卒業生201人一人ひとりに卒業証書が手渡されたあと、山田桜子校長が「自分の中でしっかりとしたなりたい自分、作りたい環境、過ごしたい世界への思いをもって、そのためにできることを考え判断してください」とはなむけの言葉を贈りました。

これに対し卒業生を代表して田中英輝さんが答辞を述べました。

卒業生代表 田中英輝さん
「いま私たちはこの奥田中学校での思い出を胸に青き春の空へ輝々(きき)躍進していきたいと思います」

県教育委員会によりますと、今年度、県内の公立中学校や義務教育学校など計77校では前年より100人ほど少ない、約8300人が卒業を迎えたということです。

卒業生
「中学校で学んだことがすごい思い出に残っています。めっちゃ楽しかったです」

「感動して本当に卒業か悲しいなって思いました」
「自分の目標がいまプロバスケットボール選手なので、それに向けてしっかり高校からもしっかり練習とか活躍してプロバスケットボール選手になれるように頑張っていきたいと思っています」

卒業生たちはグラウンドで恩師やクラスメイトと写真を撮り、3年間の親しんだ仲間や学び舎との別れを惜しんでいました。