富山県砺波市のダムで1年間熟成させた日本酒とみそ。4月以降の販売開始に向け、13日に搬出されました。

取り組みは日本酒やみそを通じて地域の良さを知ってもらおうと行われているもので、若鶴酒造の日本酒や紺田糀・味噌醸造所のみそを国の登録有形文化財の小牧ダムで1年間熟成するものです。

去年3月、日本酒は四合瓶で240本、みそは150キロ搬入されました。

貯蔵する場所はダムの内部にある監査廊と呼ばれる点検用の通路です。

通路の中は太陽光が当たらず10~18℃で、年間を通じて気温が保たれるため、まろやかで味わい深くなるといいます。

若鶴酒造 吉賀丈太さん
「先週サンプリングということで1本取ってきて飲んだが、期待以上の仕上がりになっているかと」
紺田糀・味噌醸造所 紺田篤史 代表
「期待半分、不安半分で昨年やらせていただいたが、試食も終えて搬出も終えて、期待以上のものに仕上がったかな」

今回搬出した日本酒とみそはチューリップフェアの会場や道の駅で販売されます。