コレクターが集めた水墨画家、篁牛人の作品展が富山市のギャラリーで開かれています。

富山市の『しきのギャラリー』で開かれている「牛人展」。

富山市出身の水墨画家、篁牛人は墨を乾いた筆で描く「渇筆技法」による独特な空間表現で知られた昭和の実力画家です。

今回の作品展は牛人が晩年3年間に描いた作品約50点が一堂に展示されています。

作品を集めたのは立山町在住の前田清造さんです。

前田さんが所有する牛人の作品は270点にのぼり、人気番組「なんでも鑑定団」に出演したことがあるほど篁牛人の熱心なコレクターです。

篁牛人のコレクター 前田清造さん
「牛人の特徴の渇筆画、大作です。こするもんですから筆で。毛羽を出す。それが老木の肌になる。それを編み出したのが牛人なんです。ぜひみんなに見てもらいたい」

「牛人展」は3月9日までです。