世界遺産、富山県南砺市の相倉合掌造り集落は7日、真っ白な雪に覆われ冬の五箇山らしい幻想的な風景が広がっています。

記者
「相倉合掌造り集落に来ています。降り積もった雪は私の身長を越しています」

先月まで積雪は少なかったものの、今週の大雪で急増し、現在の積雪は150センチ越え。集落の住民は、除雪作業に追われていました。

住民「2日前の夜が一番ひどくて多分その日は70、80センチ一晩で積もって、きょうは30センチでまだだいぶ楽です」

保育所に向かう子どもは…
記者:何して遊ぶ?
5歳児「雪遊び」
記者:なにするの?
5歳児「雪だるま」

住民たちは、今夜から予想される大雪に備え、晴れ間を縫って合掌造りの屋根に積もった雪をおろしていました。

これ全部おろすってなるとどれくらいかかります?

住民「半日ほどで終わりますよ」

この時期の相倉は冬景色の美しさから人気の観光スポットですが、大雪で交通機関が乱れた影響で観光客はまばらでした。

北京から訪れたというこちらの夫婦。中国の旧正月「春節」で日本に観光、(はしゃぐ妻)北京では見られない雪景色に心おどらせていました。

きのう富山に移動してきたということですが。

夫「ご存じの通りここまで来るのは大変でした。5時間くらいかかったんじゃないかな。城端で2時間くらい立ち往生した。雪とバスを待っていたら」

妻「これは天気旅行です。特別なもの」

名古屋から車で来たという夫婦は。

記者:道は大丈夫でしたか?
名古屋から「全然大丈夫じゃなかったです。ずっと凍ってました。4時間くらい」

記者:実際、合掌造りみてどうですか?
名古屋から「すごいですね。(雪が)いっぱいありますね」

夜から予想される大雪、このあと五箇山は一層深い雪に包まれそうです。