春の全国ハンドボール選手権大会通称「春中ハンド」の富山県代表決定が2日、射水市で行われ、富山から出場する全6チームが出そろいました。

3チームによるリーグ戦で決まる男子の富山県代表。去年、春中ハンドで全国制覇した氷見市の西條はこの試合、高岡市の高陵に勝つと7大会連続の県代表獲得です。

前半。積極的なディフェンスからボールを奪う西條。多彩な攻撃で得点を重ねます。

早いパス回しからキャプテン、茨木。難しい角度からのシュートでした。

そして前半終了間際…。

相手の攻撃も、キャプテン自ら阻止。25対12で前半を折り返します。

後半に入っても西條は攻撃の手を緩めることなく高陵の反撃を許しません。

西條中 茨木颯介キャプテン
「みんなで盛り上げて試合をしていこうって。(このチームは)個人のどこからでも点が獲れる個々の強さが持ち味です」

試合は西條が50対21で勝利。7年連続で全国大会出場を決めました。

西條中 茨木颯介キャプテン
「春中で優勝して地元・氷見の人たちに笑顔と元気を届けられるように頑張ります」

春中ハンドは毎年3月に氷見市で開かれていますが去年は、能登半島地震の影響で、選手の宿泊先や試合会場の確保が難しく氷見市で開催することができませんでした。

それでも福島県に舞台を移して開かれた大会で見事、優勝果たしました。ことしは、開催地が氷見市に戻り、より一層気合が入ります。

西條中 茨木颯介キャプテン
「絶対に2連覇して氷見の人たちに元気と笑顔を届けます」

2日までの試合で、全国大会に出場する全6チームが決まりました。富山県代表は、男女ともに西條中学校。このほか3チームが初出場です。

この6チームが挑む全国大会は、3月25日から氷見市で行われます。