富山市の人気スポット、富岩運河環水公園は慢性的な駐車場の混雑が問題となっています。年々観光客が増えていることから混雑はさらに深刻となり、とうとう公園を管理する富山県が対策に乗り出しました。果たして、その具体策は…
富山県土木部 山下章子 次長
「長時間の駐車であるとか、公園利用以外の目的外の利用が多いということで、慢性的な混雑が長年の課題となっているところでございます」
11日富山市の富岩運河環水公園の駐車場の整備・運営方針をまとめる検討委員会の初会合が開かれました。
検討委員会は駐車場の有料化を前提としていて、有識者をメンバーに加え適正な有料化の手法を協議するとしています。
無料の駐車場はスターバックス前やレストラン「ラ・シャンス」前など、公園の周辺に4か所、計172台分確保されています。有料の駐車場として県美術館駐車場と立体駐車場も176台設けられています。
検討会では県が去年実施したAIカメラによる利用実態調査の結果が示され、4割以上の車が公園の利用を諦め、4割近くの車が周辺の有料駐車場を利用していたことがわかりました。
また、利用者約700人へのアンケート調査によりますと、6割以上が有料化に理解を示したほか、有料化の際の無料時間としては「30分から1時間までを希望」が53.9%「2時間までを希望」が41.6%となっています。
利用者
「停めるときは何回かぐるぐる回ったらまた出て行って、またぐるぐる回って。停められなかったら他のどこか探して」
「ずっと行っても空いてなかったりするし。空いていないときの方が多いかな。ここに入れないっていうのが困っちゃいますよね。せっかく来ても。ここに停めてどこかに行っちゃったりもできそうですよね」