貨物自動車運送業などを手がけている「HT興業」が10月28日までに富山地裁高岡支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、東京商工リサーチの調べでわかりました。負債総額は約2億5000万円とみられます。
東京商工リサーチによりますと「HT興業」は、1974年(昭和49年)に山本商店の屋号で個人創業、1980年(昭和55年)に山本運輸として法人化、2024年4月にHT興業に屋号を変えました。
東京・大阪・名古屋方面への紙・パルプの運輸を行っていましたが、近年では木材や住宅資材などの運搬が中心になっていました。
また、運送業に加えて、建設業許可も取得してとび工事や土木工事など行い、2008年3月期までは売上高4億円を計上していました。
その後は経済情勢の悪化や同業他社との競合などから受注は低迷し、最終赤字の散発で債務超過にも陥っていました。
こうしたなか、2023年3月期には億単位に及ぶ大型案件を受注したことで、売上高は約6億2600万円と過去最高を記録しましたが、2024年3月期には前期のような特需はなく、売上高は約7300万円まで大幅に低迷し、最終損益は約90万円にとどまっていました。
2025年3月期に入ってからも業況は回復せず、金融機関に対し返済条件などの変更などリスケジュールを要請することでしのいでいましたが、資金運営も限界に達し、事業継続を断念したとみられます。負債額は約2億5000万円とみられます。










