震災の爪痕が残る道を『花山車』が練りまわる…
毛田千代丸アナウンサー:「こちら山車同士をぶつけ合うかっちゃのメイン会場なんですが、この会場につながる通りでは、電柱の傾きや家屋の損傷が目立っています」

祭りの開催すら危ぶまれる被害状況でした。

男性:「液状化も初めてやから、みんな恐ろしくてできんやろ」

男性:「町の人間としてはやっぱりやってほしいんだけども。この道路とか、あるいは電柱とか。下がっているじゃないですか」

祭りを取り仕切る「伏木曳山委員会」は慎重な協議を重ねてきました。

電線や道路状況の安全性を確かめた結果、ことしは
▽ことしは巡行経路を4分の1に縮小し
▽例年2か所で開催していた「かっちゃ」は山倉前の県道のみに。
また、祭り直前に
▽「かっちゃ」を無観客で行うこととして、なんとか開催を決定しました。

目指すは、地元住民のために復興を祈願し伝統を継承する祭りです。未だ震災の爪痕が残る道を色とりどりの花傘をあしらった『花山車』がゆっくりと練りまわりました。











