地震から3か月、液状化による被害が大きかった富山県高岡市伏木地区では、地元を離れてる人たちが相次いでいます。地域のコミュニティは存続できるのか、住民たちは不安な日々を送っています。

元日の能登半島地震で液状化による被害が深刻だった高岡市伏木地区。地震から3か月が経ち被害を受けた住宅の修理や下水道の復旧工事が始まっていますが今も手つかずの場所が多くみられました。

住民「変わらんですよ全然。なおさらひどくなってる感じです」「電柱もこんな感じやし道路なんかも直してないという感じかね」


高岡市では4月4日から、被害の程度が「半壊」以上の建物を対象に自治体が所有者に代わって家屋などの解体、撤去を行う公費解体の申請受け付けがようやく始まりましたが…

記者「伏木地区では公費解体を待たず自費で住宅を解体する人たちが多く更地が目立ちます」

地区では自費での解体を決めた住民のほか、家が傾き住むことができなくなった住民が次々と地区外に転居しているのです。

住民「壊したはいいけども結局立て直すにしても難しい感じですからね。もしかしたら年配の方は出てかれたらこっちには返ってこないんじゃないんかな」

住民「1軒、2軒、3軒(なくなった)」家は古いがですけどもどうにか残っているから。さびしいです」

