富山県警と玩具メーカー「タカラトミー」がコラボしたおもちゃが完成しました。その名も「富山県警人生ゲーム」防犯意識が自然と高まるゲーム性となっています。

児童たちが遊んでいるのは「富山県警人生ゲーム」。

交通安全や防犯について楽しく学んでもらおうと県警と玩具メーカー「タカラトミー」がオリジナルで制作したものです。

タカラトミーが警察とタッグを組むのは大阪府警、岡山県警に続いて全国で3例目です。

33のマス目を考えたのは現場で働く警察官たち。去年11月から県警生活安全企画課やサイバー犯罪対策課など4つの課にまたがって考案に試行錯誤したといいます。

内容は基本的な交通ルールから高齢者の被害が目立つ特殊詐欺、それにインターネットトラブルなど多岐にわたります。

児童:「新しかったです!」
記者:「初めて知ったことありますか?」
児童:「これだよね。『”急に寒ブリが当選しました”というメールが来たが、怪しいと思ったので無視した』富山県らしいことがたくさん書いてあって良かったなと」

オリジナル性あふれる「富山県警人生ゲーム」。今月上旬から県内の小学4年生と5年生を対象に学校を通じて配布される予定です。

富山県警生活安全企画課 山本潔香巡査部長:
「幅広い年代の方に馴染みのあるゲームだと思いますし、その知名度をお借りして、より多くの人に楽しみながら防犯や交通安全について学んでいただきたいという思いで協力をお願いしました」「家庭でのルール決めや約束事を話し合う機会になってもらえればいいなと思います」