積雪のある時期の山岳遭難に備え富山県警山岳警備隊が28日、北アルプス・剱岳での救助訓練をスタートさせました。
この訓練は雪山での遭難救助の技術を高めるために、県警山岳警備隊が毎年この時期に行っているもので、28日は富山県の上市警察署で出発式がおこなわれました。

訓練は、北アルプス剱岳と赤谷山で10日間にわたり、隊員26人がロープを使った移動や、雪崩などの危険予知、ルートの確認などを行います。

去年1年間の山岳遭難事故件数は134件と、前の年から19件増加していて、県警は冬山に入る際はルートを十分に確認するなど、無理のない計画を呼びかけています。
富山県警山岳警備隊・飛騨晶夫隊長:「春に近づいてくることによって雪崩の危険性が増してきますので、雪崩の兆候があるかどうかをしっかりと確認して慎重に行動していただきたいと思います」
