カキの木除去と屋敷林整備を組織的に行う必要が…
また、入善町の舟見地区では、2019年度から山際の2.4キロに耐雪型の電気柵を1200万円で整備しました。電気柵は、高さ1.8メートルで上部に2段の通電ワイヤーが備えてあります。町内で今シーズン確認されたクマの痕跡は1件だけで、町の担当者は、電気柵はクマの侵入防止に一定の効果があるとみています。
赤座さんは「ドングリの不作は周期的に起こる。次回の出没年までに、利用しないカキの木の処分と、深く茂った屋敷林の整備を地域ぐるみで計画的、組織的に実施する必要がある」と指摘しています。
富山県内のクマの生息数の推計は、2014年・15年には1290頭、2019年には1460頭と増加傾向です。県は、新年度、カメラ約100台を設置して調査を行い、最新のクマの生息数を把握するとしています。










