被害者は「ここからがスタート」
不起訴不当の議決を受け、被害者の女性の代理人である橋本琢朗弁護士は25日、会見を開きました。
橋本琢朗弁護士「複数の関係者がすごく複雑な関わり方をして、複合的な要因によって起きてしまった事故はしっかりと責任の所在を明らかにしなければ、また同じようなことが起こってしまうのではないかと思っている」
被害者の女性は「一歩前に進んでほっとしていて、ここからがスタートという気持ち」と話しているということです。
この事故をめぐっては、郡山市などが店舗の運営会社などに対し損害賠償を求める裁判を行っていますが、いまも責任の所在は明らかになっていません。
別の被害者は…。
フォトグラフアメリー・白岩大和さん「3年たった今でもいろいろ思い出すこともあるし、思うこともたくさんあるので、我々被害者としては納得のいく結末は迎えたいなと強く今も思う」

こう話すのは、郡山市で写真館を営む白岩大和さんです。白岩さんは当時、爆発があった現場からおよそ30メートルの場所で写真館を営んでいましたが、事故で被害を受けて一時休業を余儀なくされました。その後、21年3月に移転して再オープンしました。
白岩大和さん「不起訴の結果が出た時には本当にこのまま終わってしまうのかなという不安がものすごく強かったので、今回不当という話を聞いて明るい話がやっときてくれたという率直な感想です」