4週間分の1週間分だけ…処方は「綱渡り」
このほか、生活習慣病の薬や一部の漢方薬なども、不安定な状況が続いています。

直箟さん「いま騒がれているのは、たん切り、咳止めですけど、その1年、2年前から血圧の薬とか、体を維持するための薬もかなり不足している。綱渡りの状態が続いています」
例えば、4週間分の薬が必要な患者でも、在庫が足りない場合は1週間分だけを処方し、残りの分は薬が入荷次第渡します。まさに「綱渡り」の状態です。
薬の供給不足は数年前から続いていて、様々な要因が重なっていることから、すぐに解消する見通しは立っていません。直箟さんは、今後も感染症対策を徹底してほしいと呼びかけています。
直箟さん「感染症の場合は、基本のごとく手洗い、うがい、マスク。これで自分の身を守ることが大切になってくると思いますし、健康状態を悪化させないようにしていただくということが必要だと思います」