福島県内で昨年度発生した野生鳥獣による農作物の被害額は、およそ1億2000万円で、ニホンザルやカラスによる被害が拡大しています。

県によりますと、昨年度の県内の鳥獣による被害額は1億1885万円に上り、前の年に比べ2099万円減少しました。

なかでも、カラスとニホンザルによる被害が増えていて、ニホンザルの被害額はおよそ2460万円と前の年より600万円以上増えました。特に、浜通りで被害が増えていて、被害額は前年のおよそ43倍に増加しました。

県では、避難指示が解除され、農業を再開した地域が増えたことなどが拡大した要因とみていて、今後、鳥獣被害対策の研修を行うということです。

※画像は視聴者撮影