福島県南会津町で6日、住民や報道陣を集めたドローンの試験飛行が行われました。使われたのは、閉校した中学校のグラウンドです。

学校の校庭から、飛び立った1機のドローン。使われているのは、南会津町で2017年に閉校した旧檜沢中学校です。これは、雪などの厳しい気候条件に対応できるドローンの開発に向けた試験飛行で、地元の住民およそ20人が参加しました。

廃校を活用した今回の試験飛行。建物の中で整備や点検ができることから、県では、この校舎を中心に、実証実験を進める予定です。

その後の意見交換会では、地域の課題にドローンを使うことなどが、話し合われました。

住民「一番困っているのは鳥獣対策に困っているんですよ。今どこどこにサルがいるようだ、次はどこに移動するようだというのを発信していただくと非常に助かります」

県はこうした意見を参考に、実証実験を進めていくということです。