『地域のバス』で高齢者支援
植野天斗記者「免許返納後の生活をいかにサポートするか、会津若松市では地域に根ざした支援が行われています。」
猪苗代湖の西側に位置する会津若松市湊町。地区にはコンビ二エンスストアが1軒ありますが、大きなスーパーまでは車を15分走らせなければなりません。

利用者(60代)「不便。バスにしても電車に乗るにしても。」
集会所にやってきた1台の車。「みなとバス」です。利用したのは高齢者4人。地区のNPO法人が運営する予約制の有料バスです。
行先は4キロ離れた地区の交流センター。利用者4人全員が普段から車を運転していますが、多くの高齢者が生活の足として利用しています。

バスを運営するNPO法人の鈴木隆良さん。免許を返納していない利用者も多いことが、みなとバスの特徴のひとつだと話します。その背景にあるのが、定期的に開かれるツアー企画です。
NPO法人みんなと湊づくりネットワーク・鈴木隆良事務局長「買い物ツアーやおでかけふれあいサロン、地域の人が活用できるような仕組みを作っている」
地区に住むおよそ1600人のうち4割以上が高齢者。鈴木さんは地域のニーズにあった支援が必要だと言います。
鈴木事務局長「必要な時にはみなとバスと言ってもらえるような(地域に)根ざして地域で運営できるよう続けたい」










