8日から9日にかけ、福島県郡山市の住宅街で相次いでサルが目撃されました。1メートルもあるサルが市街地に出没したということで心配な方もいると思います。
福島大学で野生動物の生態を研究する望月翔太准教授に話を聞きました。
望月さんによりますと、今回のサルは成熟したオスで「離れザル」ではないかと指摘しています。

本来サルは群れで行動する生き物です。ただ成長したオスは他の群れに入るために単独で行動するようになり、そういったサルは「離れザル」と呼ばれています。

今回目撃されたサルも「離れザル」で、行動範囲が広くなった結果、誤って市街地に入り込んだと望月さんはみています。

そして、9日も郡山市内では正午過ぎに富久山町で目撃されました。同じサルとみられています。
望月さんは「離れザルはそのエリアにいつくことはまれなので、あまり心配しなくていい」と話しています。
ただ、もしもサルと遭遇したらどうすればいいか。ポイントは2つです。

1つ目は「目を合わせない」。サルは目を合わせると威嚇されたと思い襲われる可能性があります。2つ目は戸締りの徹底です。家の中に侵入されると部屋を荒らされてしまいます。
むやみに刺激しなければサルも襲ってこないのでこの2つに気を付けてください。










