大手ファストフード店のモバイルオーダーで弁当などを注文する際に虚偽の決済情報を送信して、商品をだまし取ったとして、無職の男が警視庁に逮捕されたことがわかりました。

詐欺などの疑いで逮捕されたのは、東京・国分寺市の無職・加藤嵩大容疑者(23)です。

加藤容疑者は今年6月ごろ、5回にわたって、大手ファストフード店のモバイルオーダーで、弁当や総菜など184点、およそ2万8400円分を注文し、支払いがされているといううその決済情報を送信して、商品をだまし取った疑いなどがもたれています。

捜査関係者によりますと、加藤容疑者は、自宅などでスマートフォンや自作したパソコンを使って注文し、代金を支払わないまま、国分寺市や立川市の店頭で商品を受け取っていて、食べきれないものは廃棄していたということです。

今年6月、モバイルオーダーを管理する会社から「不正な金額で弁当を注文される被害に遭った」と相談があり、事件が発覚しました。

取り調べに対し、加藤容疑者は「外食したいと思ったが、お金がなかった」などと話し、容疑を認めているということです。警視庁は余罪を調べています。